布団草紙

140字以上のオチがないつぶやき

どうでも良いことを、どうでも良いと理解するまでに時間がかかったアホの子のお話

とてもムカついた1人の人間についての悪口を、絶対に私の味方してくれそうで、血縁関係は無い人々合計17人に、7シーンで話した。

(既にトゥーマッチの予感しますね)

 

最初は怒りすぎちゃってて、つっかえつっかえだった語り口も、だんだんと慣れて、すらすらとしたものになってきた。

 

「感動の部分だけいただきに来てるんじゃねぇよ!」

 

とか

 

「安全な場所からモノ言ってるんじゃねぇよ!」

 

って感じの

「これは言っときたいし言うと自分が気持ちよくなる」ツッコミ的なセリフ回しまで固まってきている自分に気がついた。

 

あれ、私怒ってることに慣れてきたのか…

…ダサっ!

 

視点が「ムカつく人」から「貴重な時間を私の愚痴を聞くことに遣ってくれた17人の人々の有難み」に切り替わった。

 

私、かなり恵まれてないか?

(本当にありがたいことに、皆さん一緒に悪口言って笑ってくれた)

 

ぜんっぜん気の毒じゃなくないか?

 

(…浄化

 

17人の優しい日本人の皆様ありがとう。

 

私がもう少し賢ければ3シーン目あたりで浄化されてたんだと思うんだけど…

 

これをお1人につき2回し以上するとただの不幸自慢になってどんどん嫌われていくと思う。

 

いい加減しつこい。飽きたなあの話し、ってなる。

 

振れ幅が大きかった感情に酔って人に甘えてはいけない。

 

とも思った。

 

どうでもいいようなことに頭持っていかれないための修行が必要。

 

別件で

8月は、すごく悲しかった出来事が1つ。

それに関連して、人の優しさがとても身に染みた出来事が1つ。

 

あとナメてんのか?って警察にムカついた案件が1つ。

 

これらは全然どうでもよくないことなので、時間をきちんとかけて頭を整理していくつもり。

 

9月!

旅行にでも行きたいわー!

 

 

牛が怖かった

今日は、牛が怖かった。

 

牛の獣医師をやって飯を食っております。

 

牛は温厚な大型動物ではありますが、環境が変わることで「死ぬかも」と思うほど臆病な動物だとも言われています。

 

牧場に診療に行き、畜主の側では大人しくしていても、いざトラックに乗せて手術室に運ぶ(弊社には大動物用の手術台が完備されておりますので病畜は手術が必要な場合運搬されてくるのです)と、いわゆるキチガイ状態になってしまう牛もたまにいます。

 

家から一歩も出たことがない牛が、知らない人に、知らない車に乗せられて、知らない場所に連れて行かれて、知らない人たちに押さえつけられてお腹を切られる。

 

無理もない。

 

大概の牛は大人しく切らせて大人しく帰ってくんだけど。

 

攻撃モードにスイッチが入ってしまうと、もう人間は無力です。

 

アドレナリン全開で事務所を打ち破り、薬室をめちゃめちゃにした後、外に脱走して暴れ回り、地元の猟友会まで出動させて処分した個体も過去いたらしい。

 

今日の牛は、ロープで繋がれたまま、後輩のお腹にロープを巻きつけるように暴れたのでその様子を見ただけで貧血起こしそうになった。

 

ありがたいことに怪我人はいませんでした。

 

今日の牛の手術は、中止になりました。死にたくないし。

 

仕事に慣れて、牛への恐怖感が薄れる頃にローテーションのようにこういうハプニングが起きる。

 

あの大きさの生き物が人間の言うことを聞いていること。

今日も元気に美味しいお刺身を食べられたこと。

 

生きてることは奇跡だと思った。

 

慎重に生きよう。

 

 

悪態天使

自分の中の性格が悪い部分を面白く表現できる人に憧れる。

 

ただ思ったムカつきをそのまま口に出すと、当然人から嫌われる。

めんどくさいな、あいつって。絶対なる。文句しか言わないな。ヤダなって絶対なる。

 

あの人、あんなに悪態ついてるのに、本質的に人を傷つけていないし、みんなをギリギリ嫌な気分にさせないで笑わせちゃってる。

って人を見ると、頭いいんだなぁ〜、根底は博愛だから出来るのかなと思う。

ものすごい勉強して、人に興味を持って、良い面も悪い面も見た上でそれを消化して、無駄になりそうなことにも面白さを見出す、増幅させる。

そういうのかっこいい。

悪態天使。

 

素人に出来ることじゃないよね。

 

オリパラにピークを合わせていたアスリートの皆さんに、なんて声をかけたら良いのかなって、手術しながら同僚と話してた。

 

本当に残念ですが、みんなおんなじ条件だから自分だけ不幸なわけではないし、どうして潰しの効く仕事選ばなかったんですか?

 

なんて言ったら死ぬほど嫌われるよな。

 

素人の悪態はただの悪態。

 

タイムマシーンにお願い

社用車のグレードを下げられ、ラジオとAUX端子しかないオーディオ生活を余儀なくされている。

私用車はこれまた無駄にハイテク化しており、CDプレーヤーが付いていない。

CD収集が趣味だった私は、CDを買えない人になってしまった。

コンポで聴けばいいのだけどさ。でもね。熱量が大変に下がってしまったショボボ…。

 

なので自然とラジオを聴く機会が増えた。「タイムマシーンがあれば、過去のどの時点に戻って自分にアドバイスしたいですか?」というお題がこのところ何局かでやってた。流行ってるのかな? あるあるのお題ではあるんだと思うけど。

ラジオでは様々な投稿者による笑えるものから笑えないものまで様々。

本人の肉声による投稿

「お前は騙されている、と言ったきり、じっと一点を見つめ鬼のような形相をしていた母を振り切り、出ていく支度をして男の元に向かった。それをもう会えなくなってしまった母に謝りたい(70代女性)」

とかね。

素人が訥々と話しているのを聴くと、仕事中なのに胸痛くなっちゃったりして。

 

「過去の俺!そこのトイレが空いてると思うな!マージンを取っておけ!」的なタイムマシンにアドバイスはほっとするけどさ。

 

自分も考えたけど。タイムマシーンを使うとしたら恥を書いた思い出の修正くらいしか目的が浮かばない。ほぼ酒による失敗であります。

 

そいつと関わるな!とかにも使いたいけど、それやっちゃうと今どんな人格になってるか分からないからちょっと怖い気もする。

 

もっと勉強しておけば良かったとかも思うけど、タイムマシーンに乗ってその時代に行っても多分変わらない。というかもう一回受験とか卒論とか国試とか仕事一から覚えるとかイヤすぎる。

 

結論。

戻って直したい部分が小物。タイムマシーンを使ってまで戻ったところでまた同じことをする気がするので。いらない。でもドラえもんにはとても会いたい。

 

ラジオのお題と関係あるのか分からないけれど、元交際相手も含め、全く連絡を取らなくなってしまったような人から10年ぶり、20年ぶりに連絡が来る、なんてことがいくつかあり、不思議だった。

 

きっとみんな新型コロナウイルス禍で、センチメンタルになってるのだろうね。もしかしたら死んじゃうかもと思った時に、古い人間関係を思い出すのかな。

 

正常性バイアス。現実逃避に興じてる暇が、自粛で出来ちゃったんだろう。感染症を甘くみてるなと思った。(久々に連絡をくれた方々は、申し訳ないけど苦手な人が多かった

 

私個人は、ありがたいことに仕事を普通通りやらせてもらえていたので、古い人間関係をほじくり返す暇はありませんでした。

今お付き合いがある方々の心配だけで精一杯。

 

もう会う機会がなくなっちゃったけど、好きな人達はきっとコロナ禍でも、元気に楽しく生きている筈だと思うので用事がない時に連絡しないよ。

 

9/30までは軟禁令が出ちゃってさ。けっこうガッカリ。本州にも札幌にも行けないよ。。。でも私真面目な子なのできっと禁じられたことは守ることでしょう。遊びに行きたいわ。ちぇっ。

 

次にいるもの

中2の時に担任だった国語教諭にとても可愛がられていた。

大人になったら欲しいものを聞かれて、馬かミニクーパーが欲しいと答えた。

 

「なんでその2択なんだよ」

と言われた。

「乗り物ではあるけど…」

とも言われた。

 

ミニクーパーは去年手に入れたので、次は馬だ。

 

それには土地とコネと金が必要だ。

 

コネから頑張ろうかな。

 

37歳になりましたハッピーハッピー。

 

自由研究と題して、「布団草紙」ってタイトルの勝手なことをキャンパスノートに書き散らしておしまいにするやっつけ宿題を、担任の先生は面白がって読んでくれたことを思い出したよ。

 

 

可能性

朝から獰猛な気持ちでいた。

とにかく誰かを深く傷つけてやりたいような。

 

先月、自分が大学生の時に付き合っていたフリーターだった男から連絡が来て、それからずっと不機嫌だった。あの男でも、結婚し子を持ちまともな社会人みたいな顔して生きているのか、と。

 

安全な場所から連絡してきやがって。

 

ふざけろ。

 

親の引っ越しに伴い転校が多く、小学校をみっつ経験した。

最初の小学校の標語が

 

「正直なよいこ」

 

だったことをふと思い出した。

 

 

あと1時間半で37歳になります。

 

不機嫌は治りました。なんのことはない、月経です。始まっちゃえばさ、不機嫌は治るの。

 

くるだけありがたや。くるだけありがたや。

 

トイレに流れていく今月のわたしの可能性、ごめんね。